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『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』とは?
公開日:2026年01月30日
更新日:2026年01月30日
目次
『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』とは?
豪華ゲストが作品世界を深掘り!トークセッションシリーズ「DIALOGUE of Ghost and the Shell」
神山健治監督×宮田裕章:2030年の社会像と2045年の「ゴースト」
池上高志×岡瑞起:AI・人工生命・ネットワークが生み出す新たな知性
「DIALOGUE of Ghost and the Shell」開催概要
週末の夜を彩る没入体験!「REFLEX of Ghost and the Shell」
REFLEX #3:Minna-no-Kimochi VS vq / JACKSON kaki
「REFLEX of Ghost and the Shell」開催概要
新浜市のミュージックバーがリアルに登場!「MUSIC BAR『FIRN』」
イリヤ・クブシノブ氏デザインのアンドロイド衣装&キャストが登場!
MUSIC BAR「FIRN」#1:川井憲次氏の系譜と原初サウンド
MUSIC BAR「FIRN」#2:インターネット的な音楽の接続
MUSIC BAR「FIRN」#4:電子音楽とテクノロジーの進化
音楽とVRで世界に潜行!「DEEP DIVE / 攻殻機動隊 in TOKYO NODE」
「DEEP DIVE / 攻殻機動隊 in TOKYO NODE」開催概要
『AI 監視社会のカモフラージュ』UNLABELED (Qosmo × Dentsu Lab Tokyo)
『you’re mine #000 / #001』『you’re mine #001』(片山真理)
『Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1』(空山基)
『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』とは?
2026年1月30日(金)から4月5日(日)まで、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45Fの情報発信拠点「TOKYO NODE(東京ノード)」内 TOKYO NODE GALLERYにて開催される『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』は、『攻殻機動隊』アニメ化30周年を記念した、これまでにない大規模な展覧会です。
この展覧会は、単に作品を「鑑賞」するだけにとどまりません。作品世界を「対話・音楽・映像表現」を通して現代へと拡張する、革新的なイベントプログラムが多数展開されます。今回の第二弾情報では、その中でも特に注目すべき、豪華ゲストによるトークセッション、週末限定のナイトミュージアム、そして作品世界をリアルに体験できるミュージックバーの再現など、多彩なイベントの全貌が明らかになりました。総勢90名以上の豪華アーティストやクリエイターがTOKYO NODEに集結し、『攻殻機動隊』の魅力を多角的に掘り下げます。

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
豪華ゲストが作品世界を深掘り!トークセッションシリーズ「DIALOGUE of Ghost and the Shell」
『攻殻機動隊』の制作陣をはじめ、作品に深く共鳴するアーティスト、文化人、研究者、表現者たちがジャンルを超えて集結し、対話を通して作品の核心に迫るトークセッションシリーズが「DIALOGUE of Ghost and the Shell」です。単なる作品解説にとどまらず、物語の面白さから世界観の仕掛けまで、さまざまな入口から『攻殻機動隊』をひもときます。登壇者それぞれの視点や「好き」を手がかりに、「ゴースト(意識)」と「シェル(身体)」というテーマが、観るたびにどう立ち上がってくるのかをわかりやすく掘り下げてくれます。一つの正解に寄せるのではなく、複数の解釈に触れられる場を創出することで、作品の見え方がさらに深まり、「観る楽しさ」が広がること間違いなしです。
神山健治監督×宮田裕章:2030年の社会像と2045年の「ゴースト」

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの監督である神山健治氏と、データサイエンスの第一人者である宮田裕章氏が対談します。作品の中で描かれた2030年の社会像と現実世界の接点を起点に、2045年に向けて「ゴースト」はどこへ向かうのかを深く掘り下げます。作品の予見性と現代社会のつながりを感じられる、貴重なセッションとなるでしょう。
<日程>2026年1月30日(金)
<時間>19:00(開場 18:00)- 20:00 予定
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<ゲスト>神山健治、宮田裕章
池上高志×岡瑞起:AI・人工生命・ネットワークが生み出す新たな知性

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
複雑系・人工生命の研究者である池上高志氏と、人工生命・生成AI研究の第一人者である岡瑞起氏が登壇します。「AI・人工生命・ネットワークが生み出す新たな知性」をテーマに、人工生命(ALife)とAIの違い、その思想的・技術的意義、そして知性観の拡張について議論を交わします。最先端の知見に触れるチャンスです。
<日程>2026年2月3日(火)
<時間>19:00(開場 18:00)- 20:00 予定
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<ゲスト>池上高志、岡瑞起
徳井直生×真鍋大度:AIと創造性、人間とAIの共創の可能性

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
AIを用いた人間の創造性の拡張を研究する徳井直生氏と、Rhizomatiksを率いるアーティストの真鍋大度氏が、AIと創造性をテーマに語り合います。『攻殻機動隊』が描いてきたAIと創造性を手がかりに、AI・都市・音楽が再構成される時代背景のもと、人間とAIの共創の可能性を多角的に掘り下げます。未来のクリエイションについて考えるきっかけになるでしょう。
<日程>2026年2月5日(木)
<時間>19:00(開場 18:00)- 20:00 予定
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<ゲスト>真鍋大度、徳井直生
「DIALOGUE of Ghost and the Shell」開催概要
<開催日時>会期中の平日、各回1時間程度、開場18:00/開演19:00(予定)
<開催場所>TOKYO NODE GALLERY A
<入場料>無料(収容人数により先着順にてご案内/収容人数を超えた場合にはご参加いただけない場合があります)
※別途、展覧会入場チケットが必要です。
※開催中は通常展示の一部が公開収録用の演出に切り替わるため、体験内容が一部限定・待機が発生する場合があります。
※内容は予告なく中止・変更となる場合があります。
週末の夜を彩る没入体験!「REFLEX of Ghost and the Shell」
「REFLEX of Ghost and the Shell」は、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の世界観を、映像と音楽によるAudio Visual表現で体感する、週末限定のナイトミュージアムイベントシリーズです。展示鑑賞にとどまらない、夜ならではの没入体験を展開します。音楽・映像・テクノロジーが交差する表現を通して、『攻殻機動隊』が描いてきた未来像と現代のデジタル表現が共振する“一夜限りの体験”を創出します。
REFLEX #1:Licaxxx × Mars89

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
東京を拠点に活動するDJ、ビートメイカーのLicaxxx氏と、東京のアンダーグラウンド・クラブシーンで異彩を放つアーティスト・DJのMars89氏が登場。ゲーム版『攻殻機動隊』コンピレーションアルバムに収録された90年代テクノ/ミニマルのアンセムを、抑えられた光と削ぎ落とされた音像の中で再解釈します。作品の音楽的ルーツを感じさせる、深遠な夜になるでしょう。
<日程>2026年2月6日(金)
<時間>開場 19:00・開演 20:00(終了 22:00 予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<チケット情報>LivePocketでチケットを購入する
REFLEX #2:YOSHIROTTEN × 真鍋大度

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
『攻殻機動隊』30周年モーションロゴを手がけたアーティストのYOSHIROTTEN氏と、国際的な舞台で評価を受ける真鍋大度氏が共演します。光と映像を主軸に、作品世界を“視覚のレイヤー”から再構成。二人のクリエイターが織りなす、圧巻のAudio Visualパフォーマンスは必見です。
<日程>2026年2月27日(金)
<時間>開場 19:00・開演 20:00(終了 22:00 予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<チケット情報>LivePocketでチケットを購入する
REFLEX #3:Minna-no-Kimochi VS vq / JACKSON kaki

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
東京で結成されたレイブクルー/DJユニットのMinna-no-Kimochiと、スマートフォン1台でライブを行うアーティストのvqがスペシャルセットで登場。さらに、アーティスト/VJのJACKSON kaki氏がナラティブな演出を手がけます。DJやライブの枠を越え、演者と来場者の強烈な共体験を立ち上げる「Listening Assembly(集会)」を体験できます。舞台と客席の関係を越える、特別な夜をぜひ。
<日程>2026年3月13日(金)
<時間>開場 19:00・開演 20:00(終了 22:00 予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<チケット情報>LivePocketでチケットを購入する
REFLEX #4:MUTEK.JP セレクト

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』と、電子音楽とデジタルクリエイティビティの祭典MUTEK.JPによるコラボレーション企画。MUTEK.JPがセレクトする国際的なアーティストが出演予定です。詳細は追って発表されますので、続報にご期待ください。
<日程>2026年3月27日(金)
<時間>開場 19:00・開演 20:00(終了 22:00 予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
「REFLEX of Ghost and the Shell」開催概要
<開催日時>会期中の指定金曜(全4回) 19:00–22:00(予定)
<タイムテーブル>GALLERY 19:00–20:00(リストバンド引換・受付開始 18:30)/SHOP 19:00–21:00/DJ & BAR TIME 20:00–22:00(最終受付 21:30)
<会場>TOKYO NODE GALLERY
<入場料>通常展示も見られるナイトミュージアムチケット 5,500円(税込)
※内容は予告なく中止・変更となる場合があります。
新浜市のミュージックバーがリアルに登場!「MUSIC BAR『FIRN』」
『攻殻機動隊 S.A.C.』に登場する都市・新浜市のどこかに存在する“ミュージックバー”を、音楽家、映像作家、アクターによってリアルに立ち上げる、4日間限定の再現イベントがMUSIC BAR「FIRN」(フィルン)です。ギャラリー空間の中にDJブースとバーカウンターを併設したMUSIC BARがこの日のために構築されます。踊る、飲む、映像に没入する。あるいは、フロアから漏れ聞こえる低音をBGMに、ギャラリーで原画に向き合う。音と視覚、そして身体感覚が同じ場所で並走する、まさに『攻殻機動隊』の世界に迷い込んだような夜を創出します。
イリヤ・クブシノブ氏デザインのアンドロイド衣装&キャストが登場!
『攻殻機動隊 SAC_2045』でキャラクターデザインを手がけたイリヤ・クブシノブ氏が、FIRNで働く“アンドロイド”をイメージしたオリジナル衣装をデザイン。アクターのつんこさんとくろはさんがアンドロイドとして出演し、FIRNの世界観を立体化します。イベント内での撮影も可能なので、ぜひ記念に一枚いかがでしょうか?(他のお客様の写り込み等にご配慮ください/撮影ルールの詳細は会場案内に従ってください)

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
MUSIC BAR「FIRN」#1:川井憲次氏の系譜と原初サウンド
架空のFIRNが立ち上がる最初の夜。『攻殻機動隊』の音楽的原点である川井憲次氏の系譜と、その影響下にある音楽家たちが交差し、本企画の“原初”となる音の風景を描き出します。原口沙輔氏、Masayoshi Iimori氏、tomad氏、illequal氏も出演し、作品の根源的なサウンドを追求します。
<日程>2026年2月11日(水・祝)
<時間>19:00–23:00(予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<チケット情報>LivePocketでチケットを購入する
<アーティスト>川井憲次(Record set)、原口沙輔、Masayoshi Iimori、tomad、illequal
MUSIC BAR「FIRN」#2:インターネット的な音楽の接続
ジャンルやシーンを超える、インターネット的な音楽の接続をテーマに、多様なバックグラウンドを持つプレイヤーが集結します。tamanaramen氏、NordOst氏、Pa’s Lam System氏が、『攻殻機動隊』が内包する複数の感情やムードを、それぞれの解釈で表現します。新たな音楽体験がここに。
<日程>2026年2月12日(木)
<時間>19:00–23:00(予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<チケット情報>LivePocketでチケットを購入する
<出演>tamanaramen、NordOst、Pa’s Lam System
MUSIC BAR「FIRN」#3:未来都市のクラブで熱狂
FIRNが最も熱を帯びる一夜。未来の架空都市に存在するクラブを舞台に、架空の若者たちが音に身を委ね熱狂する夜を立ち上げます。PAS TASTA氏、monday studio氏に加え、追加出演としてFPM氏、orbtlstrk氏の参加が決定。フロアのエネルギーが、FIRNという場を完成形へと押し上げます。
<日程>2026年2月13日(金)
<時間>19:00–23:00(予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<チケット情報>LivePocketでチケットを購入する
<アーティスト>PAS TASTA、monday studio、FPM、orbtlstrk
MUSIC BAR「FIRN」#4:電子音楽とテクノロジーの進化
電子音楽とテクノロジーの進化、その時間軸を横断する最終日。『攻殻機動隊』的な技術観を背景に、テクノやジャングルを支えてきたベテランから次世代へ、音と思想が受け渡されるクロージングナイトです。砂原良徳氏、Telematic Visions氏、illequal氏、そして追加出演の寺田創一氏が、この特別な夜を締めくくります。
<日程>2026年2月14日(土)
<時間>19:00–23:00(予定)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<チケット情報>LivePocketでチケットを購入する
<出演>砂原良徳、Telematic Visions、illequal、寺田創一
MUSIC BAR「FIRN」開催概要
<開催日時>2026年2月11日(水・祝)~2月14日(土) 各日19:00–23:00(予定)
<タイムテーブル>GALLERY 19:00–20:00(リストバンド引換・受付開始 18:30)/SHOP 19:00–21:00/MUSIC BAR TIME 20:00–23:00(最終受付 22:30)
<会場>TOKYO NODE GALLERY A
<入場料>6,000円(税込)
※詳細は公式HPをご確認ください。
※内容は予告なく中止・変更となる場合があります。
音楽とVRで世界に潜行!「DEEP DIVE / 攻殻機動隊 in TOKYO NODE」
「DEEP DIVE」は、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の世界観を、独自性を放つアーティストたちが再解釈し、ライブ、DJ、VRコンテンツとして披露する音楽イベント企画です。フィジカルとデジタルの没入体験を横断し、作品世界への“深い潜行”を提示します。TOKYO NODE内のホールやギャラリーなどの複数会場を舞台にした、初のスペシャルサーキットイベントとして開催されます。詳細やチケット情報は追って発表されますので、ご期待ください。
「DEEP DIVE / 攻殻機動隊 in TOKYO NODE」開催概要
<イベント名称>DEEP DIVE / 攻殻機動隊 in TOKYO NODE
<日程>2026年3月7日(土)
<会場>TOKYO NODE HALL + GALLERY
現代の表現で問いを更新!注目のコラボレーション作品
本展では、『攻殻機動隊』が投げかけてきた問いを現代の表現として更新するコラボレーション作品も多数展示されます。第二弾発表として、以下の6作品が追加となりました。それぞれの作品が、作品のテーマをどのように現代に問い直しているのか、ぜひ会場で体感してください。
『AI 監視社会のカモフラージュ』UNLABELED (Qosmo × Dentsu Lab Tokyo)
UNLABELEDは「AI監視社会におけるカモフラージュ」を開発するテキスタイルレーベルです。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の場面写真を素材に、敵対的機械学習の手法の一つであるAdversarial Patchを応用して柄を生成。これを身にまとうことで、監視カメラなどに使用されている画像認識AIに認識されにくくなります。本展示では、熱光学迷彩に着想を得た視覚効果が加えられており、まさに作品世界が現実と交差するような体験を提供します。
『you’re mine #000 / #001』『you’re mine #001』(片山真理)
『GHOST IN THE SHELL』が提示した“身体と道具の境界の揺らぎ”というテーマは、現代社会でも鮮明です。アーティストの片山真理氏は、自身の身体を撮影するセルフポートレートによって、その問いを現実の地平で掘り下げています。義足という身体の拡張、装飾や演出による自己像の更新。それらは“正しい身体とは何か”という無意識の規範を解きほぐし、見る者の感覚をひらいていきます。すでに社会で共有されつつある“身体観の変化”を示す本作は、攻殻機動隊が描いた思想が現実へ浸透していることを体感させる作品となるでしょう。
『Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1』(空山基)
現代美術家・空山基氏が、士郎正宗による原作『攻殻機動隊』に登場する草薙素子を独自の視点で再解釈し、“未来の身体”というコンセプトのもとに制作した彫像作品です。アルミニウムやABS樹脂、銀鏡塗装などを用い、人体と機械の境界を思わせる、しなやかで官能的なフォルムを表現しています。作品を象徴するケーブルの造形が、有機性と無機性の融合を体現した身体像を成立させ、高さ135cmの存在感ある佇まいが、未来における身体のあり方の可能性を提示しています。
傀儡神楽 ALTER the Android KAGURA(池上高志)
『イノセンス』が追求した「人形に心は宿るか」という問いは、いまや研究と芸術の交差点で現実的なテーマとなりました。東京大学教授で人工生命研究者の池上高志氏による本作は、ヒューマノイドAlter3が能楽師の動きを学び、自律的に舞うパフォーマンス作品です。その振る舞いに、私たちは“感情”や“意志”のようなものを感じてしまう。これは単なる技術のデモではなく、人間が機械に心を見いだす構造そのものを体験する装置です。『攻殻機動隊』が提示した哲学的問いが、すでに社会の実験として進行していることを示す作品となるでしょう。
SCREEN(ANREALAGE 森永邦彦)
『攻殻機動隊』が描いた「光学迷彩」は、不可視の身体という未来像を象徴していました。見えなくなることで身体は環境と同化し、存在の輪郭そのものが問い直される。ファッションブランドANREALAGEの森永邦彦氏による本作品は、その概念をファッションの領域に引き寄せ、現実の形へと近づけたものです。衣服は液晶画面のように光を映し、デジタルRGBの映像によって柄や色が即時に更新されていく。服が情報媒体となる未来は、すでに現実のテクノロジーによって入口が開かれています。『攻殻機動隊』的な外殻(Shell)の拡張が、生活文化の中で起きはじめていることを直接的に示す作品です。
『EGO in the Shell』(草野絵美)
アーティストの草野絵美氏による本作は、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が描いてきた〈記憶の上書き〉と〈自我の揺らぎ〉という思想を起点に、生成AIによって再構築した断片と作家自身の記憶を重ね合わせることで、不安定な“私”の輪郭を浮かび上がらせます。『攻殻機動隊』の世界線と自身の自我を重ね合わせ、〈サイボーグ女性として生きる一生〉を思考実験的に考察する本作は、記憶を固定された過去ではなく、更新され続けるプロセスとして捉え直します。フィクションが提示してきた問いは、いまや極めて個人的で現実的な問題として立ち上がり、「自分とは誰か」という根源的な問いを私たちに投げかけます。
編集部まとめ
いかがでしたでしょうか?『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』は、単なるアニメ作品の展示会にとどまらず、現代社会が抱えるテーマや未来の可能性を、多角的な視点から問いかける壮大なイベントであることがお分かりいただけたかと思います。神山健治監督をはじめとする豪華クリエイター陣によるトークセッション、最先端の技術を駆使した音楽ライブ、そして作品世界をリアルに再現した体験型イベントなど、その内容はまさに「攻殻機動隊」の世界そのもの。
「ゴースト」と「シェル」という普遍的なテーマを、アート、テクノロジー、音楽、そして対話を通じて深く掘り下げ、私たち自身の存在や社会のあり方について考えるきっかけを与えてくれるでしょう。ぜひTOKYO NODEに足を運び、この特別な体験に参加して、あなただけの「攻殻機動隊」を見つけてみませんか?
著者
あつめでぃあ編集部
あつめでぃあ編集部が最新情報をお届けします。
