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東宝が仕掛ける才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」とは?
公開日:2026年02月01日
更新日:2026年02月01日
東宝が仕掛ける才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」とは?
日本映画界を牽引する東宝が、次代を担うクリエイターの才能を支援するために立ち上げた「GEMSTONE Creative Label」。フォーマットやこれまでの実績にとらわれず、クリエイターが自由に才能を発揮できる場を創出することを目指しています。
このプロジェクトから生まれたオムニバス企画『GEMNIBUS』は、複数の新鋭監督による短編作品を一本の映画として編み上げるという、画期的な試みです。昨年6月に公開された記念すべき第1弾『GEMNIBUS vol.1』は、4人の気鋭監督による4本の短編映画が集結し、わずか2週間の限定公開ながら連日満席が続出!その大反響を受けて上映延長が実現するなど、才能支援プロジェクト発としては異例の成功を収めました。
そしてこの度、その大反響を受け、待望の第2弾『GEMNIBUS vol.2』が、TOHOシネマズ 日比谷にて3月6日(金)から3月12日(木)までの1週間限定公開が決定しました!本作には、ロードムービー、SF、ホラー、サスペンス、アニメーションなど、ジャンルも表現手法も異なる6人の新鋭監督による珠玉の傑作選がラインナップされています。圧倒的な個性と才能がぶつかり合うこの映像体験を、人気バンド・マカロニえんぴつによる主題歌「静かな海」がドラマティックに彩ります。次世代クリエイターたちの挑戦が生み出す、奇跡のアンサンブルをぜひ劇場で体感してくださいね。
珠玉の6作品を徹底紹介!『GEMNIBUS vol.2』ラインナップ
『もし、これから生まれるのなら』(アニメーション)
概要
『GEMNIBUS vol.2』の中で唯一のアニメーション作品として注目を集めるのが、この『もし、これから生まれるのなら』です。監督を務めるのは、YOASOBI「海のまにまに」のMVやポケモン WCS2023アニメPV「キミに会えた!」など、数々の話題作を手掛け、その繊細かつダイナミックな映像美で注目を集める土海明日香監督。本作品では、「生」と「死」が隣り合わせにある幻想的な世界を描き出します。
音楽を担当するのは、前衛的かつ叙情的な響きで舞台・映画音楽を牽引する原摩利彦さん。そして、作品のテーマの根幹を成す主題歌「Lullaby」を歌い上げるのは、シンガーソングライターの坂本美雨さんです。映画『国宝』の主題歌「Luminance」でも共作した“国宝級”の二人が再びタッグを組み、美しくも残酷な異世界の旅路を、優しく、そして荘厳な音楽で包み込みます。
本作の完成に際し、土海監督は作品への熱い思いを語っています。
「『今、生きていること』のあたたかな手触りを、あらためて感じてほしい。そんな思いを込めてこの映画を作りました。」
また、主題歌「Lullaby」の作詞・歌を担当した坂本美雨さんは、
「生まれたこと自体が爆発的な祝福であり、歓びなんだ、と感じながら歌いました。」
とコメント。そして、本作品の音楽・および主題歌「Lullaby」の作曲を担当した原摩利彦さんは、
「この作品の音楽を作ることを通して、ひとが生まれてくる前の、もしかしたら私たちがただ忘れてしまっただけの世界に少しだけ触れられた気がする。」
と、本作に寄り添う温かいメッセージを寄せています。
あらすじ
とある星に降り立った名もなき双子。臆病な妹と、無邪気な兄。二人は案内人に導かれ、まだ見ぬ母を探し不思議な世界を進んでいきます。しかし、行く道は母の悲しみによって崩れかけていました。これは「とつきとおか」の記憶になる前の物語です。
予告編&キービジュアル解禁!
この度、本作の世界観を凝縮した予告編が到着しました。やわらかな光と幻想的な色彩に包まれた、静謐でどこか切なさを帯びた映像美が印象的です。描かれるのは、母親の胎内を思わせる、美しくも不思議な惑星。そこで目覚めた双子の子どもは、時折現れる不思議なモノたちに導かれ、まだ見ぬ母親に会うための旅に出ます。「ここから先、悲しみがお前らを包むだろう」という言葉が予感させる、美しさの裏に横たわる過酷な現実。それでも「一緒に生きたいから」「きっと大丈夫」と互いの手を強く握りしめ、前へと進む二人。「十月十日(とつきとおか)」を壮大な冒険に例え、現実世界で悲しみを抱える母親と、その元へひたむきに向かおうとする子どもたちの想いが交錯する、切なくも温かい映像体験にご期待ください。
▼映像:『もし、これから生まれるのなら』予告編
併せて公開されたキービジュアルには、薄暗い世界の中で、差し込む暖かな光に小さな手をかざす主人公の姿が描かれています。「生」を受けることへの恐れを抱く彼女が、光の先に見出したものとは――。『もし、これから生まれるのなら』というタイトルは、不安の中で揺れ動く主人公自身の心の声であり、これから過酷な世界へ踏み出そうとする、彼女の静かな決意と希望が込められています。

Ⓒ2026 TOHO CO., LTD.
『もし、これから生まれるのなら』キービジュアル
『青い鳥』
概要
短編映画『青い鳥』は、若き女性写真家として注目を集める増田彩来監督の商業監督デビュー作品です。数々の著名アーティストのMVを手がけるなど表現の幅を広げる一方、初監督作品『カフネの祈り』では、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」のオーディエンスアワードにてグランプリを受賞するなど、その実力は折り紙つき。
写真家として確かな評価を築いてきた増田監督の根底には、「撮ること」への狂気的とも言える執着があるといいます。本作は、その衝動と葛藤に真正面から向き合い、監督自身の内面から生み出されたパーソナルフィルムです。
主演として若き女性写真家の役を演じるのは、圧倒的な透明感と確かな表現力を併せ持つ森七菜さん。旅を共にする少年役には、瑞々しい存在感で注目を集める黒川想矢さんを迎えました。雄大な北海道の大自然を舞台に描かれるロードムービーとして、人と人との分かり合えなさと、それでもなお誰かと繋がろうとする切実な願いを描き出します。
あらすじ
写真家として生計を立てる女性・ミチルは、心に傷を抱える少年・トアと初めて旅に来ていました。2人は7年前に運命的に出会い、それから姉弟のように支え合ってきたのです。ミチルの運転する車で北海道・女満別の雄大な自然を巡りながら、ミチルはトアの姿をカメラに次々と収めていきます。美しい自然のなか、互いの心を満たすような幸せな旅のなかで、トアはやがてその心の闇を打ち明けはじめます。しかしミチルは、そんなトアにどうすることも出来ず——。
『インフルエンサーゴースト』
概要
本作の監督を務めるのは、VFXを駆使した洗練された映像表現を武器に活躍する26歳の新鋭・西山将貴監督。ショートショートフィルムフェスティバル 2021にて、短編ホラー『スマホラー!』でバーティカル部門最優秀賞を受賞し、その後も国内外の映画祭で高い評価を得てきました。
VFXは、第96回アカデミー賞®で視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』にて注目を集めた同じく26歳の白組の若き才能・佐藤昭一郎さんが手掛けます。西山監督とは高校時代にSNSを通じて出会って以来の長年のタッグだそうです。そしてキャストには西野七瀬さん、本郷奏多さんら豪華な顔ぶれが集結。高級感のある映像と、実力派俳優陣の融合によって、スタイリッシュかつクールな“クリーチャーホラー”がここに誕生しました。
あらすじ
ある日突然、身に覚えのない罪で「炎上」したら? 日本を代表するインフルエンサー集団が、火災で命を落とす衝撃的な事件が発生。偶然居合わせた一般人の麻理(西野七瀬)はSNS上で犯人扱いをされ、世間の怒りを買います。追い詰められた彼女は、「本当の自分」を取り戻すため、火災現場に向かう——。
いつ、誰が、どんなタイミングで、炎上するか全く予想がつかない現代。明日のターゲットは、あなたかもしれない。これは、現代を生きる全ての人が無関係ではいられない、炎上の裏側を描く物語です。
『顔のない街』
概要
本作は、2023年に集英社「少年ジャンプ+」編集部と東宝が共同開催した「東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト」にて大賞を受賞した『顔のない街』を原案とする短編映画作品です。
監督・脚本は、短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』にも参加した新鋭・村上リ子監督。主人公・ミサを演じるのは、『ルックバック』で注目を集めた俳優・吉田美月喜さん。さらに、フェイスクリニックの院長役として香椎由宇さんが出演。実力派俳優たちによる、不穏な緊張感が漂うSFサイコロジカルホラー作品に仕上がっています。
あらすじ
舞台は近未来の日本。顔を自由に変えられる時代、同じ顔をした人々が街にあふれる社会。“ナチュラルの顔”で生きる大学生・ミサ(吉田美月喜)は、自身の鏡に謎の×マークが描かれていたことをきっかけに、不穏な違和感と不安に飲み込まれていきます。やがて彼女はレイ院長(香椎由宇)の経営する有名クリニック「レイ・フェイス・クリニック」の扉を叩き、顔を変えるという選択に向き合うのですが——。
『ソニックビート』
概要
本作は、TOHOシネマズ学生映画祭でグランプリを受賞した、2001年生まれの新鋭・関駿太監督(24)による初の商業映画作品です。卒業制作『ボウルミーツガール』は、日本大学芸術学部長賞をはじめ、下北沢映画祭準グランプリ、札幌国際短編映画祭国内最優秀賞など、国内の映画祭で数々の賞を受賞。いま、最も注目を集める若手監督のひとりが、満を持して商業映画デビューを果たします。本作は監督が初の商業作品に挑む自身の姿を主人公に重ねて描いた、等身大の青春ストーリーです。
主演は、本作が劇場用映画初主演となる西垣匠さん。映画初出演となる山﨑天さん(櫻坂46)、さらには戸塚純貴さんを迎え、日本エンタメ界を担うフレッシュな才能たちが、まっすぐにスクリーンを駆け抜けます。
あらすじ
陸上競技大会100m走予選のスタートラインに立った高校陸上部員のイサオ(西垣匠)は、極度のプレッシャーから精神世界に閉じ込められてしまいます。真っ暗な空間には、怪しい作業員とイサオの記憶を映し出すテレビデオ。陸上部イチ足が速いアキ先輩(山﨑天)や、幼いころに出会ったさすらいの旅人リキ(戸塚純貴)との思い出が、走馬灯のように駆け巡るのです。イサオは過去の記憶と向き合い、走り出すことができるのでしょうか——。
『You Cannot Be Serious!/ユー・キャノット・ビー・シリアス!』
概要
本作の脚本・監督を務めるのは、NYコロンビア大学大学院で映画を学び、国内外の映画祭で多数の受賞歴を誇る気鋭・大川五月監督。現代社会が抱えるテーマを鋭く捉えながらも、ポップで明るいコメディ作品として仕上がっています。主演は確かな演技力で唯一無二の存在感を放ち続ける実力派俳優・黒島結菜さん。さらに、日本映画界を代表する名優・浅野温子さんが母・登紀子役を演じ、豪華なタッグが実現しました。人生の選択に悩む等身大の娘と、パワフルで破天荒な母。二人のコミカルで息の合ったやり取りに、観客は知らぬ間にこの物語の世界へと引き込まれていくでしょう。全世代の背中を軽やかに押してくれるようなエンターテインメント作品がここに誕生しました。
あらすじ
広告代理店で働く30代独身の菜摘(黒島結菜)。NY帰りの彼女を待っていたのは予想外の妊娠でした!キャリアとの間で揺れながらも出産を決意しますが、母・登紀子(浅野温子)に「父親はアメリカ人」と告白したことで運命は激変。母の珍妙な出産サポートに辟易しつつ、想像を絶する痛みに耐え無事出産の日を迎えるのですが……。
『GEMNIBUS vol.2』を劇場で体感しよう!
次世代を担うクリエイターたちの才能が光る、東宝「GEMSTONE Creative Label」のオムニバス映画『GEMNIBUS vol.2』は、TOHOシネマズ 日比谷にて1週間限定公開です。この貴重な機会をぜひお見逃しなく!
公開情報
タイトル:『GEMNIBUS vol.2』
公開表記:3月6日(金)~3月12日(木)TOHOシネマズ日比谷にて一週間限定公開
コピーライト:©2026 TOHO CO., LTD.
関連情報
公式サイト:https://gemstone.toho.co.jp/
編集部まとめ
『GEMNIBUS vol.2』は、東宝が本気で次世代クリエイターを支援する「GEMSTONE Creative Label」の熱意が詰まった作品集です。アニメーション、ロードムービー、SF、ホラー、青春ドラマ、コメディと、多岐にわたるジャンルの短編が一本の映画として楽しめるのは、まさにオムニバス映画ならではの醍醐味。特に、YOASOBIのMVなどを手掛ける土海明日香監督のアニメーション作品『もし、これから生まれるのなら』は、その幻想的な世界観と豪華な音楽陣で大きな話題を呼んでいます。
各作品の監督や出演者の顔ぶれも非常に豪華で、若手からベテランまで、今の日本映画界を彩る才能が集結しています。1週間という限られた期間での公開となりますので、ぜひこの機会に劇場に足を運び、次世代の才能が織りなす映像体験を存分に味わってくださいね!きっと、あなたの心に残る一本が見つかるはずです。
著者
あつめでぃあ編集部
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