映画
芝田日菜監督、初の劇場公開!「河童の家」含む3作品を同時上映
公開日:2026年02月08日
更新日:2026年02月08日
芝田日菜監督、初の劇場公開!「河童の家」含む3作品を同時上映
映画というメディアの可能性を常に探求し、独自の映像表現で注目を集める映像作家、芝田日菜監督。現在、東京藝術大学大学院先端芸術表現科に在籍し、その才能をいかんなく発揮している彼女の作品が、この度、初めて劇場公開されることになりました!
記念すべき初の劇場公開では、誰もいないはずの家で様々な世界が交錯する最新作『河童の家』(2025年)、暗闇で光るキノコ・ヤコウタケと映画を重ね合わせた『暝映』(2023年)、そして芝田監督の映像制作の原点ともいえる『水面に映る家』(2022年)の3作品が同時上映されます。

©芝⽥⽇菜
映画の可能性を再発見する芝田監督の世界
芝田監督は、自らの映画制作に対する姿勢について、「カメラは普段気にも留めないような存在たちに気づかせてくれます。その驚きに導かれるようにして、映画を作り続けてきました。私にとって映画作りは、様々な他者とのコミュニケーションであり、世界を発見することです」と語っています。
彼女の作品は、自らカメラを回し、現場で演者やスタッフと意見を共有しながら制作されるスタイルが特徴です。これまでの映画では見過ごされてきた可能性を内包し、観る者を映画の始まり、そして未来へと誘うような、まさに「映画を発見するようにして作られる」作品ばかりです。
今回の劇場公開について、監督は「この劇場公開を通して、鑑賞者の皆さまと一緒に、新たな映画体験をつくりあげていけるのではないかとワクワクしております!」と、期待に満ちた言葉を寄せています。ぜひ、劇場でその新たな映画体験を共有してくださいね。
注目作品ラインナップ:3つの物語が織りなす映画体験
今回上映される3作品は、それぞれ異なるアプローチで、芝田監督の映像世界を深く掘り下げています。どの作品も、観る者の想像力を刺激し、映画の奥深さを感じさせてくれることでしょう。
『河童の家』(2025)
出演:矢島理佐、長崎葵、森環、野尻和輝、新野純平、マリアンネ和田
監督・脚本・撮影・編集:芝田日菜
録音・音響:川原圭汰
2025年|53分|16:9|日本
メンテナンスのために青年が空き家を訪れると、そこには誰もいないはずなのに複数の世界が、複数の方法で共存していました。家の中では女性たちがそれぞれの生活を営み、時に交差します。この作品は、50年前に建てられたものの、誰にも住まわれることのなかったある一軒家との出会いから生まれた劇映画です。撮影準備のための滞在期間に起こった印象的な出来事を起点に、役者やスタッフとの新たな協働の形を模索する中で生まれた、まさに「映画を通して見出された物語」となっています。
『暝映』(2023)
出演:星実里、岩沢希実
監督・撮影・編集:芝田日菜
録音・音響:川原圭汰、芝田日菜
2023年|22分|16:9|日本
暗闇で仄かに光るヤコウタケというキノコと、暗闇でスクリーンにイメージが投影される映画というメディアを重ね合わせ、「映画とは何か」を自らに問い直すようにして制作された、芝田監督の第一作です。映像制作の経験者が不在の中、日没から深夜にかけてわずかな照明で画づくりすることで、映画を発見するようにして撮影されたこの作品は、撮ることを通して世界を発見する歓びに満ちています。その独特の映像美と問いかけは、観る者に深い思索を促します。
『水面に映る家』(2022)
撮影:芝田日菜
2022年|2分|16:9|日本
濁った川に映る家の映像。しかし、水面のゆらめきや横切る水鳥、風によってイメージは変容していきます。カメラを手に取って間もない頃、散歩中に何気なく記録された短い映画ですが、そのごく普通に起こる小さな奇跡への驚きが、以降の芝田監督の映像制作の出発点となりました。わずか2分の中に、映画の原点ともいえる発見の喜びが凝縮されています。
著名人からの熱いエール!応援コメント到着
今回の劇場公開にあたり、各界の著名人からも芝田監督の作品に対する熱い応援コメントが届いています。その言葉の数々から、芝田監督の作品が持つ唯一無二の魅力が伝わってきますね。
文芸批評家・安藤礼二氏
芝田日菜は、「映画」とは何か、「映画」には何ができるのかという根源的な問いを、作品制作という実践を通して突き詰めていこうとしている希有な映像作家である。「映画」のはじまりを探求する表現者のはじまりに位置する2つの瑞々しい作品、『暝映』と『河童の家』を、いまここで、「映画」が生まれた場所そのものを体現する「光」の館、映画館で鑑賞するという特権的な体験が可能となったことを心から喜びたい。(パンフレットの論考より抜粋)
映画監督・映像作家 清原惟氏
わたしがいない間、家はどう過ごしているんだろう。家はどんな光を浴びて、どんな呼吸をして、どんな匂いを、どんな温度、どんな時間を過ごしているのか。芝田さんの作品を観ていると、そういった不可視の時間へ思いをめぐらせてしまう。人間が作ったものであっても、まるで自然のなかにいるみたいな時間を生きることがあるのだと。
写真家・鈴木理策氏
夢か、現か、幻か。『暝映』はカメラに呼吸を与え、風を呼ぶ。揺らぐ光は、いま見えているのか、思い出しているのか。月に向かって立ち昇る煙は観音の姿に。これは明恵の夢だろうか。
芝田日菜監督からのメッセージ:映画への情熱と新たな挑戦
自身の初の劇場公開を前に、芝田日菜監督から鑑賞者の皆さんへのメッセージが届きました。
カメラは普段気にも留めないような存在たちに気づかせてくれます。その驚きに導かれるようにして、映画を作り続けてきました。私にとって映画作りは、様々な他者とのコミュニケーションであり、世界を発見することです。
この劇場公開を通して、鑑賞者の皆さまと一緒に、新たな映画体験をつくりあげていけるのではないかとワクワクしております!4月18日より期間限定の上映です。ぜひ、映画館まで足を運んでいただけたら嬉しいです。
監督の言葉からは、映画制作への深い情熱と、観客との新たな出会いへの期待がひしひしと伝わってきますね。彼女が発見し、私たちに提示してくれる「映画の可能性」を、ぜひ劇場で体感してください。
イベント概要・チケット情報
この貴重な機会をどうぞお見逃しなく!
上映情報
期間:2024年4月18日(木)より2週間限定レイトショー
場所:シアター・イメージフォーラム
劇場で販売予定のパンフレットには、小森はるか氏や沢山遼氏、安藤礼二氏、石山友美氏などが参加し、現在鋭意製作中とのこと。続報にも期待が高まりますね!
関連情報・SNS
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公式X(旧Twitter):@kappa_myoei
Instagram:@kappahouse_myoei
HP URL:https://kappahouse.neocities.org/
※本情報は2月6日(金)19:00解禁の情報に基づいています。
編集部まとめ
芝田日菜監督の初の劇場公開は、まさに映画の「今」と「未来」を感じさせる、またとない機会です。従来の枠にとらわれない彼女の視点と、それを支える確かな技術、そして何よりも映画への純粋な情熱が、観る者の心を揺さぶることでしょう。
『河童の家』『暝映』『水面に映る家』という、それぞれが異なる魅力を持つ3作品を通して、あなたもきっと、映画の新たな扉を開く体験ができるはずです。シアター・イメージフォーラムで、芝田監督が紡ぎ出す「気配」に触れる映画体験を、ぜひご堪能ください!
著者
あつめでぃあ編集部
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