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映画『炎上』とは?森七菜×長久允監督が描く新たな世界
公開日:2026年01月31日
更新日:2026年01月31日
映画『炎上』とは?森七菜×長久允監督が描く新たな世界
2026年4月10日(金)に公開が決定した映画『炎上』は、脚本・監督を長久允さんが手掛けるオリジナル長編映画です。長久監督といえば、2017年の短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門グランプリを、2019年の長編デビュー作『WE ARE LITTLE ZOMBIES』で第35回サンダンス映画祭審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞するなど、その唯一無二の作家性が世界中で絶賛されています。
本作の主人公・小林樹里恵(通称:じゅじゅ)を演じるのは、映画『国宝』や『フロントライン』での存在感と演技力で国内外から高い評価を得ている俳優・森七菜さん。両親に厳しく育てられ、感情表現が苦手な樹里恵が、ある日家族との関係に耐えきれず家を飛び出し、SNSを頼りに辿り着いた先は新宿・歌舞伎町。初めて知る新しい世界で様々な人との出会いを経て、自分の意思を持つことができるようになった彼女にとって、そこは唯一安心できる居場所となるはずでした。生きづらさや傷を抱えた人々が集う場所、新宿歌舞伎町で、樹里恵は何を得るのでしょうか。
世界が注目!サンダンス映画祭「NEXT」部門にノミネート
世界最大級のインディペンデント国際映画祭として、40年以上の歴史を刻んできたサンダンス映画祭。クエンティン・タランティーノ監督やジム・ジャームッシュ監督など、数々の名監督を輩出してきたこの映画祭に、映画『炎上』が第42回サンダンス映画祭の「NEXT」部門にノミネートされました!「NEXT」部門は、挑戦的で既存の枠にとらわれない作品が選ばれる特別な部門です。2026年1月22日から2月1日(現地時間)までアメリカ・パークシティで開催されるこの映画祭で、本作は世界最速のワールドプレミア上映を飾りました。

(C)2026「炎上」製作委員会
長久允監督の軌跡:サンダンス映画祭を魅了し続ける才能
長久監督は、これまでにも3度にわたってサンダンス映画祭で受賞を果たしています。2017年の短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で日本映画初のショートフィルム部門グランプリ、2019年の長編映画デビュー作『WE ARE LITTLE ZOMBIES』で日本映画初の審査員特別賞オリジナリティ賞、さらに2024年の短編映画『蟹から生まれたピスコの恋』では短編映画特別監督賞を受賞されています。
今回、4度目のサンダンス映画祭参加となる長久監督の最新作ということもあり、『炎上』への注目度は群を抜いていました。
熱狂のワールドプレミア!森七菜&長久監督が魅せた瞬間
現地時間1月25日(日)、日本時間1月26日(月)に行われたワールドプレミア上映では、多くの映画ファンが詰めかけ、チケットは完売!満席の会場は期待と興奮の空気に包まれました。本編上映直後には、大きな拍手と歓声が響き渡り、熱烈な歓迎ムードの中、主演の森七菜さんと長久監督が登壇しました。
森七菜、緊張とワクワクの初体験
ワールドプレミア開催前、森七菜さんは「緊張とワクワクが入り混じっていて…海外で自分の出演作品を観るのは初めてなので、人生の中で大切な思い出になっていくんだろうなと楽しみです。熱気のある場所に来られてすごくワクワクします。」と、現地の雰囲気を楽しみながらも、世界初上映への心境を明かしていました。

(C)2026「炎上」製作委員会
鑑賞直後の熱気あふれる会場に姿を見せると、緊張した様子を見せながらも、見事な英語で挨拶。「Thank you for watching our film, and I’m looking forward to hearing your thoughts. Thank you!(映画を観てくれてありがとうございます。感想を聞くのを楽しみにしてます!)」と堂々とした姿を披露し、会場を沸かせました。
長久監督が語る制作秘話と作品への想い
長久監督は、4度目のサンダンス映画祭参加への喜びとともに、本作制作における深い想いを語りました。「本当にこの映画はすごくつくるのが難しくて…だから、こうしてこの映画をみなさんに見て頂けて、とても嬉しいです。」と、その苦労と喜びを吐露。
さらに、映画化に至るまでの秘話も明かされました。「新宿にいるストリートキッズたちから話しを聞き、彼らのバックグランドや過酷なシチュエーションをたくさん知りました。彼らは、本当に痛みを抱えていたし、優しさを抱えていたし、強く生きたいと思っていた。だから僕はこの映画をつくらないといけないと思ったんです。」と、5年間の歳月をかけて入念なリサーチを行い、映画を作り上げたことを力強く語りかけました。この言葉からは、監督の作品への真摯な姿勢と、社会への深い洞察が感じられますね。
世界中から大絶賛!観客と批評家が語る『炎上』の魅力
一足早く作品を鑑賞した世界中の映画ファンからは、早くも熱い反響が寄せられています。
「すっごくよかった。観たもの全てをまだ消化しようとしていて、気持ちの整理がつかないです。いい意味で、言葉がありません。」
「とても丁寧にリサーチされていたのが伝わってきます。「これが誰かの現実なんだ」という感覚に陥って、それを無駄なく見事に描いていたと思います。」
といったコメントが続々と集まっており、長久監督ならではの世界観で描かれる映像表現についても、
「ビジュアルがとても効果的でした。あるところではトランスのようで、あるところはざらついてて、夢のような世界に行ったり来たり。辛い映画ではありますが、それを狙っていたんだと思います。最後には全てが重なって、ニヒリズムの先にある深い意味が描かれている。」
と、高評価なコメントが到着しています。中には、「現時点でサンダンスで見た映画の中で一番好き」という感想もあり、現地でもすでに大きな反響を呼んでいる様子がうかがえます。
世界各国の批評家や評論家たちからも、長久監督の作家性に対する絶賛レビューが相次いでいます。
「長久監督の演出は大胆かつ感覚的で、ポップカルチャーの鮮烈さと骨太なリアリズムを融合させている。鮮やかな色彩と重苦しい影が絶妙なバランスで織りなす映像は、瀬戸際に立つ若者たちの感情の揺れ動きを際立たせた。鮮烈な美学を体現しながらも、作品の持つ骨太なニュアンスは決して失われていない。」(Dinema Daily)
「強い印象を残し、観た後も簡単には忘れられない。それは偶然ではない。長久監督は、デジタル表現と現実の感覚を巧みに組み合わせることで、新しさと感情の強さを兼ね備え、見応えのある爽快な作品を作り上げている。」(Indie Wire)
主演の森七菜さんに対しても、
「(森は)大胆不敵な演技で物語を支えている。その演技は、彼女の脆さと、自らを貫く強い意志を見事に捉えている。」(Dinema Daily)
といった賛辞が贈られ、その演技力が世界で認められた瞬間となりました。
長久監督は最後に、「例えば、あなたが東京を訪れて、きらきらしたネオンサインを見た時、歓楽街の裏側に彼女たちがいることを想像してもらえたら、この映画がある意味があると思います。」とメッセージを贈り、歓声と拍手が贈られる中、森七菜さんとともに会場を後にしました。
第42回サンダンス映画祭は、現地時間2月1日まで開催予定で、受賞結果は1月30日(現地時間)に発表される予定です。新宿・歌舞伎町で生きる若者のリアルな姿と、他では味わえない長久ワールドの融合が、サンダンス映画祭でどう受け止められるのか、今後の続報にも注目が集まります。日本での公開は2026年4月10日(金)です。ぜひ劇場で、この衝撃と感動を体験してくださいね!
映画『炎上』作品概要
出演:森 七菜、アオイヤマダ、曽田陵介、古舘寛治、松崎ナオ、新津ちせ、森 かなた、髙橋芽以(LAUSBUB)、髙村月、きばほのか、月街えい、川上さわ、ユシャ、みおしめじ、広田レオナ、一ノ瀬ワタル
監督・脚本:長久允
音楽:岩井莉子(LAUSBUB)、山田 勝也、小嶋 翔太(愛印)
主題歌:窓辺リカ 「炎上」
プロデューサー:関 和紀、鈴木康生、小金澤剛康
ラインプロデューサー:吉田幸之
助撮影:武田浩明照明:織田 誠
美術:栗林由紀子
録音:中里 崇
サウンドデザイナー:沖田純之介
衣装:下山 さつき
ヘアメイク:光野ひとみ
キャスティング:富岡 萌
制作担当:貴船あかり
助監督:平井淳史
インティマシーコーディネーター:浅田智穂
編集:曽根一
VFX:二瀬具洋、九鬼慧太
アートディレクター:間野 麗
制作プロダクション:Ghostitch、Lat-Lon
配給:NAKACHIKA PICTURES
公開表記:2026年4月10日(金)
公式サイト:https://enjou-movie.jp
公式X:@enjou_movie #映画炎上
著者
あつめでぃあ編集部
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