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映画『楓』とは?スピッツの名曲が初の映画化!
公開日:2025年11月01日
更新日:2025年11月01日
映画『楓』とは?スピッツの名曲が初の映画化!
国民的バンド・スピッツの時代を超えて愛される名曲「楓」が、デビュー34年にして初の映画化となる映画『楓』として、2025年12月19日(金)に全国公開されます。1998年にリリースされた8thアルバム『フェイクファー』の収録曲であり、その後も数多くのアーティストにカバーされ続けるこの名曲が、ついにスクリーンで新たな命を吹き込まれることになりました。
本作のメガホンを取るのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』など多様な恋愛映画を手がけてきた行定勲監督。令和を代表する新たなラブストーリーに挑みます。そして、オリジナルストーリーを書き上げたのは、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などでジャンルを問わず高い評価を得ている脚本家・髙橋泉さん。さらに、藤井風さんなど様々なアーティストの作曲・編曲・プロデュースを手がけ、CM・映画・ドラマなど多方面に優れた楽曲を提供するYaffleさんが音楽を担当します。
すでに主題歌としてスピッツの「楓」が本編に流れることは決定していましたが、行定監督のアイディアにより、さらに劇中を様々な「楓」が彩ることが明らかに。物語の重要なシーンで「楓」が流れることで、歌詞とメロディー、そしてシーンが絶妙にリンクし、観客の記憶の奥底にある感情に語りかける、楽曲原案の本作ならではの表現が期待されます。
劇中歌「楓」のカバーアーティスト第一弾は十明に決定!
このたび、映画『楓』を彩る様々な「楓」のうちの一つ、劇中歌としてスピッツの「楓」をカバーするアーティスト第一弾として、シンガーソングライター・十明(とあか)さんの参加が発表されました!十明さんは、TikTokに投稿した弾き語り動画をきっかけに、人気ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎さんに見出され、映画『すずめの戸締まり』(2022)の主題歌「すずめ feat.十明」のボーカリストとして参加し、大きな注目を集めました。その後も、映画『違国日記』(2024)のインスパイアソング「夜明けのあなたへ」や、フジテレビ系月9ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」の主題歌「GRAY」が決定するなど、話題作とのタイアップが続き、今最も注目されるアーティストの一人です。
物語に寄り添いながら、日常に渦巻く感情を繊細に描き出す彼女の音楽は、多くのクリエイターやリスナーから厚い支持を集めています。そんな十明さんが「楓」を透明感あふれる歌声で披露する様子を収めた、フィーチャレット映像も同時に解禁されました。本映像は、十明さんによるカバー楽曲を、楓の花言葉でもある“美しい変化”をヒントに、「楓」という楽曲、そして物語と出会うことで起こる心の変化=“化学反応”というコンセプトのもと構成されています。
映像の冒頭では、「純粋にうれしかったし、すっごくビックリしました!」と、今回のオファーを受けた際の心境を振り返る十明さん。「いつもそばにいる感じがする楽曲をたくさんスピッツさんが作ってらっしゃって、自分の年齢や経験に合わせて重ねる部分が変わってくるのが素敵だなって思います」と、「楓」という楽曲への深い想いを語りながら、行定監督と真剣な表情で打ち合わせをしたり、レコーディングに臨む様子など、前半は等身大な彼女の姿が映し出されています。
映像後半では、まっすぐな表情で十明さんが歌う透明感に満ちた「楓」のメロディーに呼応するように、劇中の切なさが滲む印象的なシーンが次々と重なります。特に、今回映像内でフォーカスされるのは、福原遥さん演じる亡くなった恵の恋人・亜子の様々な表情です。恋人の恵を失くしたショックで混乱し、目の前に現れた兄の涼を恵だと思い込んでしまう亜子。病室で不安そうな表情の亜子や、泣きながら涼(福士蒼汰)に駆け寄る亜子、心を落ち着けるように自分の頭に手を添える亜子など、揺れ動く感情が観るものに伝わり、物語の後半で明かされる、誰にも打ち明けられない亜子の“秘密”に迫る映像となっています。また、登場人物たちの表情だけでなく、望遠鏡、カメラ、ポストカードなど本作を象徴するモチーフ、そして夜明けの海辺の空などの美しい風景が繊細に織り込まれ、物語の世界観をそっと彩ります。
力強くも繊細な十明さんの歌声が映像と重なり合い、観る者の心に静かに寄り添いながら、美しい変化をもたらします。ラストの「この映画と出会う時。あなたの心にはどんなことが起こるだろう?」というメッセージからも、本作を通して生まれる私たちの心の化学反応を、そっと予感させる映像となっています。

©2025 映画『楓』製作委員会

©2025 映画『楓』製作委員会
行定勲監督、Yaffle、十明からのスペシャルコメント
十明さんの歌声が、映画『楓』の世界にどのような化学反応をもたらすのか。本作の関係者からも、十明さんの「楓」に対する絶賛のコメントが寄せられています。
行定勲監督 コメント
この『楓』を撮るにあたり、映画の最後で流れるスピッツのフルコーラスへと繋がっていくように、劇中で「楓」の楽曲をリフレインさせてはどうだろうかと提案しました。それにおいては今回のカバーアーティストによる声も欠かせない存在でした。映画の中では、運命的な楽曲「楓」が流れるたびに、登場人物たちが心の奥に隠し持っていた記憶が呼び覚まされます。その中盤のクライマックスシーンの導入にふさわしい声として、十明さんに「楓」を歌っていただきました。十明さんの透明感のある声には、語りかけるように聴く人をいざなう力があります。
スピッツの歌、特に『楓』には“生と死の境界線”にあるような感覚が宿っていると感じています。本作で描いているのは現世を生きている人たちの姿ですが、どこか魂の目線から見つめているようでもあり、生と死、現と彼方が表裏一体になっています。十明さんがまっすぐに「楓」を歌う姿は、まるでその境界に立って歌っているかのようで、作品の世界観に深く寄り添ってくれたと感じています。
行定監督は、十明さんの透明感あふれる歌声が、観客の心を深く惹きつけ、作品のテーマである「生と死の境界線」を表現する上で不可欠であったと語っています。
Yaffle コメント
この楽曲の構造的な強度がまた違った角度で伝わるように簡素で冗長性が高いものになるように意識しました。十明さんの陰を帯びた清廉な歌声が慈愛のように曲全体を優しく包んでくれています。レコーディング中もどんどん感覚を掴んでいったようでとても素晴らしかったです。
音楽を担当したYaffleさんも、十明さんの歌声が持つ「陰を帯びた清廉さ」が楽曲全体を優しく包み込み、レコーディングでの順応性の高さも絶賛しています。
十明 コメント
「楓」という作品は、かつての大切な人たちと過ごした時間を思い出させてくれました。もう二度と訪れないと分かっているはずなのに、目の前の現実と重ねてしまう。心の奥にしまったはずの幸せな思い出が溢れて出てしまう。胸が苦しくいっぱいになるけれど、悲しみも切なさも、愛おしさも全て抱きしめて、今を生きていこうと思うことができる素敵な作品でした。
この映画がたくさんの人の心と重なり合いますように。
映画の試写を見た後に涙を流したという十明さんからは、作品への深い共感が伝わってきます。失った大切な人を胸に前を進もうとする登場人物たちの、かけがえのない時間や想いに深く寄り添ったコメントは、彼女の歌声が作品に与える影響の大きさを物語っています。
映画『楓』のストーリーと豪華キャスト
「僕は、弟のフリをした。君に笑っていてほしくて。」
本作は、双子の弟・恵(福士蒼汰)を失くした涼(福士蒼汰・二役)と、亡くなった恵の恋人・亜子(福原遥)が辿る、切なすぎる運命の恋を描き出します。須永恵と恋人の木下亜子は、共通の趣味である天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていました。しかし、ある朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩します。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼だったのです。
1ヶ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去ります。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうのですが、涼は本当のことを言えずにいました。幼馴染の梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていましたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始めます。
二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていました。一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があった――。愛するからこそ、伝えられなかった想い。めぐる季節の中で明らかになる、あまりにも切ない真実に、驚きと涙が止まらない、永遠のラブストーリーが展開されます。
作品情報と公開情報
この冬、多くの人々の記憶に深く刻まれるであろう、永遠のラブストーリー『楓』。十明さんによる透明感あふれる歌声と、繊細で美しい映像が紡ぐ物語の温もりを、ぜひ劇場で感じてください。
クレジット&ビリング
タイトル:『楓』
出演:福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗、大塚寧々、加藤雅也
監督:行定勲
脚本:髙橋泉
原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
音楽:Yaffle
プロデューサー:井手陽子、八尾香澄
製作:映画『楓』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、C&Iエンタテインメント
配給:東映、アスミック・エース
コピーライト:©2025 映画『楓』製作委員会
公開表記:12月19日(金)全国公開
2025/日本/カラー/120分/シネスコ/Dolby5.1c
公式サイト&SNS
公式サイト:https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp
公式X/公式Instagram/公式TikTok:@kaede_movie1219
編集部まとめ
スピッツの名曲「楓」が、行定勲監督、髙橋泉脚本、Yaffle音楽という豪華制作陣と、福士蒼汰さん、福原遥さんをはじめとする実力派キャストによって、新たなラブストーリーとして生まれ変わります。そして今回、その世界観をさらに深く彩る劇中歌カバーアーティストとして、十明さんの参加が発表されました。彼女の透明感あふれる歌声は、物語の切なさや登場人物たちの心の機微を、より一層鮮やかに描き出すことでしょう。
大切な人を失った男女の、切なくも美しい運命の物語。十明さんの歌声が加わることで、観る者の心にどのような「化学反応」が起こるのか、今から公開が待ち遠しいですね。ぜひ劇場で、この感動的な体験を味わってみてください。
著者
あつめでぃあ編集部
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