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映画『遺愛』、ついにベールを脱ぐ!
公開日:2026年02月05日
更新日:2026年02月05日
映画『遺愛』、ついにベールを脱ぐ!
この度、テレビ東京が満を持して送り出す映画『遺愛』が、2026年6月に全国の劇場で公開されることが決定しました。本作は、恐怖や呪いをこれまでにない斬新な解釈と新たな視点で描く、まさに新感覚のホラー映画として注目を集めています。
メガホンを取るのは、映画『カウンセラー』で短編映画として初のSKIPシティアワードを受賞し、黒沢清監督も注目する酒井善三監督。そして、企画プロデュースを手掛けるのは、「イシナガキクエを探しています」や「UFO山」といったフェイクドキュメンタリーシリーズ「TXQ FICTION」などで知られる大森時生氏(テレビ東京)です。これまでも数々の話題作でタッグを組んできた二人が、今回初めて劇場映画でその才能を爆発させます。
すでにオランダ・ロッテルダム国際映画祭でのプレミア上映やポルトガル・ポルト国際映画祭をはじめ、各国際映画祭での出品が決定しており、早くも海外を中心にその独創的な世界観と圧倒的な恐怖表現が高い評価を得ています。世界が注目するこの話題作が、いよいよ日本に上陸するのです。

©︎2026「遺愛」製作委員会
愛と呪いの物語、その核心へ
本作の物語は、父の死をきっかけに実家へ戻り、母の介護を始めた主人公・佳奈の視点から描かれます。母との失われた時間を取り戻すかのように献身的に介護を続ける佳奈ですが、次第に周囲で起こる不可解な異変に、拭い去れない違和感を覚えていきます。
――“愛”と“呪い”は紙一重。
このキャッチフレーズが示す通り、映画は「佳奈と母は、呪われているのか?それともナニカを呪ってしまったのか?」という深遠な問いを投げかけます。慈愛に満ちた介護のはずが、徐々に不穏さと違和感が混在し、ただならぬ恐怖に二人を飲み込んでいく様が描かれます。この心理的な恐怖とじわじわと迫る不気味さが、『遺愛』の大きな魅力となるでしょう。
今回解禁された30秒の特報映像は、その片鱗を垣間見せてくれます。映像は、穏やかな日常から一転、不穏な空気が漂い始め、観る者の心を掴んで離しません。ぜひ、ご自身の目でこの映像を体験し、映画が持つ独特の世界観を感じ取ってください。
<30秒特報> https://youtu.be/BMEZOKADUp4
主演・山下リオ、憑依の熱演!
主人公・藤井佳奈を演じるのは、数々のドラマや映画、舞台と幅広いフィールドで活躍する実力派俳優・山下リオさんです。山下さんといえば、2025年に単館ながら約1年におよぶ異例のロングランヒットを記録した映画『雪子 a.k.a.』での、魂を削るような熱演が記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

山下リオさん 撮影・吉松伸太郎
『遺愛』では、母の介護を通じてパラノイア的な恐怖に苛まれていくという、非常に難解で繊細な役柄に挑戦しています。彼女は、文字通り“憑依”されたかのような狂演で、佳奈の心の闇と葛藤を体現しているとのこと。観る者は、山下リオさんの鬼気迫る演技によって、愛と呪いの狭間で揺れ動く佳奈の感情に深く引き込まれることでしょう。
鬼才たちが織りなす恐怖の世界
この愛と呪いの物語を生み出したのは、酒井善三監督と大森時生プロデューサーの二人です。
酒井監督は、2021年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で短編映画として初のSKIPシティアワードを受賞した映画『カウンセラー』で、その才能を高く評価されました。全国の劇場で公開され、カルト的な人気を博したこの作品は、黒沢清監督も注目する新進気鋭の監督として、その名を轟かせました。彼の描く世界観は、観る者に深い問いかけと、じわじわと忍び寄る恐怖を与えます。
一方、大森時生プロデューサーは、テレビ東京の枠を超えて活躍する注目の若手プロデューサーです。「イシナガキクエを探しています」や「UFO山」といったフェイクドキュメンタリーシリーズ「TXQ FICTION」の制作、さらには「行方不明展」や「恐怖心展」といった展覧会イベントを手掛けるなど、その活動は多岐にわたります。彼の手掛ける作品は常に話題性と独創性に富んでおり、今回初めて劇場映画を手掛けることで、その才能がどのように開花するのか、大きな期待が寄せられています。
これまでも二人は、「このテープもってないですか?」(2022年/BSテレ東)、「SIX HACK」(2023年/テレ東)などでタッグを組み、その唯一無二の世界観を構築してきました。特に2024年には、動画プラットフォームで配信された新感覚BLドラマ「フィクショナル」がSNSを中心に大きな話題となり、都内劇場にて限定公開されるなど、異例の反響を呼びました。彼らが再びタッグを組む『遺愛』は、これまでの作品で培われた経験と、新たな挑戦が融合した、まさに集大成ともいえる作品になることでしょう。
製作陣&主演からのメッセージ
本作の公開決定にあたり、監督、プロデューサー、そして主演の山下リオさんから、作品への熱い想いが込められたコメントが到着しました。
監督・酒井善三氏のコメント
呪いというのは実在するのでしょうか?
この世ならざるものは存在するのでしょうか?
僕にはわかりません。
ただ、この作品は絶対に観客の皆さんを呪いませんので、安心してご覧頂ければと思います。
才気あふれるスタッフ・キャストの皆さんと共に、この作品をお届けできることを光栄に思います。
酒井監督のコメントからは、作品が単なるホラーに留まらない、哲学的な問いかけを含んでいることが伺えます。観客を「呪わない」という言葉の裏には、観る者に深く考えさせる仕掛けが隠されているのかもしれません。
企画プロデュース・大森時生氏のコメント
僕は呪いを信じません。でも呪いを信じた方が好都合だと思うことは多いです。
『遺愛』がロッテルダムをはじめ世界に羽ばたくことをとても嬉しく思います。
大森プロデューサーのコメントは、彼の作品に通底する多角的な視点と皮肉めいたユーモアを感じさせます。「呪いを信じた方が好都合」という言葉は、現代社会における人間の心理を鋭く突いているようです。世界での評価を喜ぶ言葉からも、本作への自信が伝わってきます。
主演・山下リオさんのコメント
脚本を読んだ時に、この作品が映像化しているのを誰よりも観たいと思いました。
鬼才酒井監督の頭の中の景色を体現していく時間は、雲を掴むより難しかったですが、素晴らしいスタッフの皆さまと共に、現実の空間として作っていく時間は幸せだったなと思います。
これは愛か、呪いか。壮大なテーマに聞こえますが、多角的な見方の出来るジャンルレスな映画になったと思います。皆様の反応が今から楽しみです。
山下さんのコメントからは、脚本を読んだ時点での強い衝撃と、酒井監督の世界観を具現化する難しさ、そしてそれを乗り越えた達成感が伝わってきます。「雲を掴むより難しかった」という言葉は、彼女がいかに役柄と真摯に向き合ったかを物語っています。また、「ジャンルレスな映画」という表現は、本作がホラーという枠に収まらない、深い人間ドラマや心理描写を含んでいることを示唆しており、観客の期待をさらに高めます。
プロデューサー・藤山晃太郎氏のコメント
日本だけではなく世界中の方々にご覧頂ける作品にしたいという思いで製作しました。
幸運なことにロッテルダムやポルトなど数多くの名作が生まれた映画祭で上映いただけることになり、心から感謝いたします。一人でも多くの方に届くことを願っております。ぜひ劇場でお楽しみ下さい。
藤山プロデューサーのコメントからは、本作が世界を見据えて製作された作品であることが明確に伝わります。国際映画祭での上映は、その品質と普遍的なテーマが評価された証であり、より多くの観客に届けたいという熱い思いが込められています。
『遺愛』作品概要
映画『遺愛』の詳細は以下の通りです。公開に向けて、ぜひ公式情報をチェックしてくださいね!
タイトル:『遺愛』
公開日:2026年6月
監督:酒井善三
企画プロデュース:大森時生(テレビ東京)
プロデューサー:藤山晃太郎(テレビ東京)、鈴木祐介(ライツキューブ)、百々保之(DrunkenBird)
主演:山下リオ
製作委員会:「遺愛」製作委員会(テレビ東京、ライツキューブ)
制作プロダクション:DrunkenBird
配給:ライツキューブ
公式SNS:X: @iai_movie
Instagram: @iai_movie
TikTok: @iai_movie
編集部まとめ
愛と呪いという普遍的なテーマを、酒井善三監督と大森時生プロデューサーという稀代の才能が、山下リオさんの憑依的な演技によって映像化した映画『遺愛』。その内容は、単なるホラー映画の枠を超え、観る者の心に深く問いかける芸術的な作品となることでしょう。
すでに国際映画祭で高い評価を得ていることからも、そのクオリティの高さは折り紙付きです。2026年6月の公開が今から待ち遠しいですね。公式HPやSNSで最新情報をチェックしながら、ぜひ劇場でこの新感覚の恐怖を体験してください。きっと、あなたの心に深く刻まれる一本となるはずです!
著者
あつめでぃあ編集部
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