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第3回新潟国際アニメーション映画祭、長編コンペティション部門のノミネート12作品が決定!
公開日:2025年01月31日
更新日:2025年05月13日
長編コンペティション部門・ノミネート12作品が決定!

数多くの優れたクリエイターを輩出してきたことから「アニメーション首都」とも称される新潟で実施される、新潟国際アニメーション映画祭。
3回目となる「第3回 新潟国際アニメーション映画祭」が、2025年3月15日(土)より6日間にわたって開催されます。
長編アニメーションを中心とするアジア最大のアニメーション映画祭として知られ、世界中から多くのクリエイター・映画人が集う本イベント。このたび、映画祭の目玉として注目されている長編コンペティション部門においてノミネートが決定した珠玉の12作品が発表されました。
第3回 新潟国際アニメーション映画祭<⻑編コンペティション部⾨>審査員
審査委員長:マニュエル・クリソボル(スペインの映画プロデューサー)
審査員:マニュエル・クリソボル(アメリカのアニメーション作家)
審査員:松本紀子(日本のアニメプロデューサー)
ノミネート作品 No.1『バレンティス』
監督:ジョヴァンニ・コロンブ(イタリア/2024年/72分)
1940年に実際にサルデーニャで起きた実話を元にした作品。ファシズムが⽀配する第⼆次世界⼤戦の直前、軍の農場から⾺が盗まれる。主犯の11歳と14歳の少年達は、ただ⾺を戦争と死から救いたかっただけなのだ。彼らの⽬論⾒は成功し⾺たちは解放されたが、その帰路で農村⺠兵に捕まり、1⼈が殺されてしまう。

ノミネート作品 No.2『クラリスの夢』
監督:グート・ビカーリョ、フェルナンド・グティエレス (ブラジル/2023年/83分)
「クラリスの夢」は、⺟親を失った悲しみを乗り越える、才気あふれる少⼥の物語。友情、仲間の⼤切さ、そして私たちが⽇々気づかぬうちに経験している多くの美しさを描いた映画である。

ノミネート作品 No.3『化け猫あんずちゃん』
監督:久野遥⼦/⼭下敦弘(⽇本・フランス/2024年/92分)
あんずちゃんは30年経っても死ななかった化け猫、現在37歳。そこへ親⼦ゲンカの末ずっと⾏⽅知れずだ った和尚さんの息⼦・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくるが、彼⼥を置いて去ってしまう。 ⼤⼈の前ではいつもとっても“いい⼦”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなる。
かりんは哲也が別れ際に⾔った「⺟さんの命⽇に戻ってくるから」という⾔葉を信じて待ち続けるも、⼀向に帰ってこない。⺟親のお墓に⼿を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「⺟さんに会わせて」 たった⼀つの願いから、地獄をも巻き込んだ⼟俵際の逃⾛劇が始まる。

(C)いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会
ノミネート作品 No.4『リビング・ラージ』
監督:クリスティーナ・ドゥフコバ(チェコ/2024年/112分)
12歳のベンは思春期を迎え、突然体重が気になりだした。他の⼦どもたちからいじめられ、離婚した両親はどうしていいかわからない。保健室の先⽣でさえ、彼のことを⼼配している。ベンは⾷べることが⼤好きで、シェフとしての才能が開花しつつあるにもかかわらず、ある思い切った決断をする。ダイエットを始めるのだ。これで事態が好転するかもしれない。運命の⼥性、クララのハートを射⽌めることも夢ではない。そして、本当に⼤切なのは⾒た⽬ではなく、⾃分がどう感じるかだということを知っていく。

(C)2024 Barletta,Novinski,Novanima,Česká televize,RTVS,MAGIC LAB
ノミネート作品 No.5『ルックバック』
監督:押⼭清⾼(⽇本/2024年/58分)
学年新聞で4コマ漫画を連載している⼩学4年⽣の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある⽇、不登校の同級⽣・京本の4コマを載せたいと先⽣から告げられる…。正反対の⼆⼈の少⼥をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある⽇、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の⻘春物語が始まる。

(C)藤本タツキ/集英社 Ⓒ2024「ルックバック」製作委員会
ノミネート作品 No.6『メモワール・オブ・ア・スネイル(原題)』
監督:アダム・エリオット(オーストラリア/2024年/94分)
本年度アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最⾼賞)受賞︕カタツムリ集めが⼼の拠り所である孤独な少⼥グレースが、奇妙な⼥性ピンキーとの友情を通して希望を⾒出していく様⼦を描く、驚きとユーモア、そして感動のクレイアニメーション。アカデミー賞受賞経験を持つアダム・エリオット監督が、初⻑編『メアリー&マックス』以来、1コマずつ丁寧に、8年の⽉⽇をかけて完成させた傑作。

(C)Arenamedia Pty Ltd.
ノミネート作品 No.7『オリビアと雲』
監督:トマス・ピシャルド・エスパイヤット(ドミニカ共和国/2024年/81分)
愛の複雑さをシュールに描いた作品。オリビア、ラモン、バルバラ、マウリシオの4⼈の物語が、互いを理解しきれないまま、それでも深く関わり合っていく。

ノミネート作品 No.8『ペーパーカット︓インディー作家の僕の⼈⽣』
監督:エリック・パワー (アメリカ/2024年/87分)
芸術の世界での数々の試練と苦難に焦点を当てたアニメーションによる回顧録。監督エリック・パワーは20 年以上にわたりpapercuts(切り絵)を⽤いたストップモーションを専⾨とするインディーズのアニメーターとして活動している。アニメーションという素晴らしい世界に⼈⽣を捧げたエリックの⼈⽣の浮き沈みを体験する世界に出発!

ノミネート作品 No.9『ペリカン・ブルー』
監督:ラースロ・チャキ(ハンガリー/2023年/80分)
1990年代のハンガリー。国境が開き、旅⾏が可能になったが、列⾞の切符は⾼額で、多くの⼈にとって夢のまた夢だった。そんななか、アコス、ペーチャ、ラチの3⼈は、偽造した国際列⾞の切符で若者たちに「外の世界」を旅する機会を提供しようと決意する。
鉄のカーテンが崩壊し、⻄ヨーロッパへの扉が開かれた。しかし、列⾞の切符代は庶⺠には⼿が届かず、「⾃家庭⽤洗剤でペリカン製ブルーカーボンインクを溶かし、どんな⾏き先の切符でも偽造できる⽅法を⾒つけた彼らは、次第に悪名⾼いプロの偽造師として知られるようになる。だが、警察の捜査が進むにつれ、⾃由には⼤きな代償が伴うことを痛感する。
やがて頭脳派のアコスは姿を消し、セールスの天才ペーチャはニューヨークに逃亡、新⼈のゾリが罪を背負うことになる。そして10年以上続いた偽造劇が⼀⼈の若い警官の尽⼒によってついに終わりを迎える。

ノミネート作品 No.10『⼝蹄疫から⽣きのびた豚』
監督:ホ・ボムウク(韓国/2024年/105分)
⼝蹄疫を気⼒だけで⽣き延びた『ピッグH』は、⾃分に誓う。ゴミのように死ぬわけにはいかない――そのためには⼈間になるしかない。疑いの余地なく、体も顔も完全に⼈間になるために、どんな犠牲を払ってでも、全てを捧げる覚悟だ。
⼀⽅、幼少期から絶え間ない嫌がらせを受け続けてきた『チェ・ジョンソク』もまた⼼に誓う。この呪われた⼈間としての⼈⽣を捨て去りたいと。獣のように、本能だけで⽣きることを選ぶ。死を考えることすらできない、純粋な獣として。彼は全てを捨てる覚悟がある。

ノミネート作品 No.11『ワールズ・ディバイド』
監督:デンバー・ジャクソン(カナダ/2024年/116分)
終末後の戦争に荒れた世界で恐怖に怯えて暮らしていたナトミは、⽗テリックによって魔法の世界「エスルナ」へと導かれる。そこで彼⼥は、ナトミが⾃分の地位を脅かす存在になることを恐れる⼥王イデナと出会う。
幼い頃からの相棒であるクマのぬいぐるみミートと、謎の⽼戦⼠バタールに助けられながら、ナトミはイデナに⽴ち向かい、この世界の神であり彼⼥の⽗であるテリックを⾒つけ出さなければならない。

ノミネート作品 No.12『ボサノヴァ〜撃たれたピアニスト』
監督:フェルナンド・トルエバ/ハビエル・マリスカル (スペイン・フランス・オランダ・ポルトガル/2023年/103分)
1959年、ブラジルのボサノヴァが⾳楽の歴史を変えた。エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、さらにはフランク・シナトラまで、世界中がブラジ ル⾳楽を歌い踊り始めた。
ニューヨークの⾳楽ジャーナリスト、ジェフ・ハリスは、このムーブメントについて調べるため訪れたリオデジャネイロで、ボサノヴァの爆発的なヒットで重要な役割を果たした⼀⼈のピアニスト、テノーリオ・ジュニオルの存在を知る。その⾜跡を辿ると、繊細なタッチで聴衆を魅了した天才はブエノスアイレスでのツアー中に謎の失踪を遂げていた。
創造的な⾃由が失われ、全体主義体制に飲み込まれる直前のラテンアメリカ、彼の地でジャーナリストが⾒た真実とは―― 。

(C)2022 THEY SHOT THE PIANO PLAYER AIE – FERNANDO TRUEBA PRODUCCIONES CINEMATOGRAFICAS, S.A. – JULIÁN PIKER & FERMÍN SL – LES FILMS DʼICI MÉDITERRANÉE – SUBMARINE SUBLIME – ANIMANOSTRA CAM, LDA – PRODUCCIONES TONDERO SAC. ALL RIGHTS RESERVED.
愛と情熱のこもった作品がズラリ!
第3回 新潟国際アニメーション映画祭<⻑編コンペティション部⾨>のノミネート作品が決定しました。
ノミネートが決定した12作品は、どれも手がけたクリエイターたちのアニメーションに対する愛と情熱が感じられる作品ばかり。
世界中のクリエイターから寄せられた作品の数々に、アニメーションという文化の奥深さと可能性を感じずにはいられません。
想いを作品にする人と、作品にこめられた想いを受け取る人。会場は、両者の想いがひとつになる場所でもあるのだろうと思うと、胸が熱くなります。
第3回 新潟国際アニメーション映画祭 開催概要
会期:2025年3⽉15⽇(⼟)〜 20⽇(⽊・祝)6⽇間
名称:第3回 新潟国際アニメーション映画祭
Niigata International Animation Film Festival 2025
主催:新潟国際アニメーション映画祭実⾏委員会
フェスティバル・ディレクター:井上 伸⼀郎(「⽉刊Newtype」元編集⻑)
プログラム・ディレクター:数⼟ 直志(アニメーション・ジャーナリスト)
ジェネラルプロデューサー:真⽊ 太郎(株式会社ジェンコ代表取締役)
映画祭実⾏委員⻑:堀越 謙三(ユーロスペース代表、開志専⾨職⼤学教授)
副委員⻑:梨本 諦嗚(映画監督、株式会社サニーレイン役員)
東京事務局⻑:井原 敦哉(株式会社ジェンコ・プロデュース本部プロデューサー)
新潟事務局⻑:内⽥ 昌幸(にいがたアニメ・マンガプロジェクト共同体統括本部⻑)
特別協⼒:新潟市、新潟⽇報社、新潟県商⼯会議所連合会、NSGホールディングス、他
後援(予定):内閣府知的財産戦略推進事務局、経済産業省、⽂化庁、新潟県、新潟県教育委員会、他
助成:⽂化庁⽂化芸術振興費補助⾦(映画祭⽀援事業)
公式サイト
公式SNS
公式X:@NIAFF_animation
著者
あつめでぃあ編集部
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