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伊藤潤二原作アニメシリーズ第3弾『クリムゾン』制作決定!主題歌は松任谷由実「烏揚羽」
公開日:2025年07月19日
更新日:2025年07月18日

ホラー漫画の巨匠・伊藤潤二、待望のアニメ第3弾始動!

(C)ジェイアイ/朝日新聞出版、伊藤潤二『クリムゾン』製作委員会
世界中のファンを魅了してやまない、ホラー漫画界の鬼才・伊藤潤二先生。
その圧倒的な画力と、独創的かつ不気味な世界観で描かれる数々の名作は、「恐怖の芸術」として長く語り継がれてきました。
これまでにアイズナー賞を4度受賞、“漫画界のアカデミー賞”の異名を持ち、その栄誉にふさわしい活躍ぶりを続ける伊藤潤二先生。
そんな伊藤潤二作品をアニメ化した『伊藤潤二 マニアック』は、2023年にNetflixで世界同時配信され、アジア各国でTOP10入りの快挙を記録しました。
2024年にはTOKYO MXでの地上波放送も実現。国内外で高い評価を得ています。
新作タイトルは『クリムゾン』──恐怖と狂気の“怪物”集
このたび、『マニアック』に続くアニメシリーズ第3弾となる『伊藤潤二「クリムゾン」』の制作が決定しました。
「クリムゾン(CRIMSON)」とは、深紅や真っ赤な色を意味する言葉。今作のテーマは“怪物”です。
選ばれたのは、狂気に満ちた物語の中でも特に不気味で、異様な存在感を放つ傑作ばかり。視覚と感情を揺さぶる、伊藤潤二ワールドの真骨頂が展開される予定です。
松任谷由実が主題歌を担当!MV公開

(C)ジェイアイ/朝日新聞出版、伊藤潤二『クリムゾン』製作委員会
制作発表の場となったのは、先日フランス・パリで開催された「Japan EXPO 2025」。
アニメ化決定とともに、主題歌情報も発表されました。
主題歌を手がけるのは、日本を代表するアーティスト・松任谷由実さん。
そのタイトルは『烏揚羽(からすあげは)』──神秘的な響きを持つ一曲です。
ユーミン×伊藤潤二、奇跡のコラボ誕生までの物語
2024年に世田谷文学館で開催された『伊藤潤二展 誘惑』を訪れた松任谷さん。
その様子をSNSに投稿したことが、かねてより松任谷さんのファンだった伊藤先生の目に留まり、交流がスタートしました。
その後、松任谷さんのラジオ番組で初共演。番組収録時には、伊藤先生が描いた『深海の美女』の浴衣を着て松任谷さんが登場するという粋な演出も。
互いへのリスペクトが生み出した、幻想的な共鳴が話題となりました。
楽曲のテーマは“異界”──MVには描き下ろしイラストも
主題歌『烏揚羽(からすあげは)』は、冥界と現世をつなぐ蝶・烏揚羽をモチーフとした幻想譚。
“異なる世界の融合”というテーマは、現在制作中の松任谷さんの40枚目となるアルバム全体のコンセプトにもつながっています。
また、本作のMVには、伊藤先生が描き下ろした「烏揚羽」のイラストも登場。音楽とビジュアルの融合が生む、唯一無二の映像体験が期待されます。
伊藤潤二&松任谷由実よりコメントが到着!
制作発表にともない、伊藤潤二先生と松任谷由実さんよりコメントが到着しました。
伊藤潤二先生 コメント

(C)写真/東川哲也(朝日新聞出版)
現在、私の原作を基にした「伊藤潤二『クリムゾン』」というアニメが作られています。このタイトルを聞いただけでゾクゾクして期待が高まります。
新旧の私の短編の中から、特に血のように深い赤色を存分に生かせる作品を選んでアニメ化していただけると聞いております。
ユーミンこと松任谷由実さんは、世界における最高の作曲家のひとりだと私は思います。今回『クリムゾン』のOPをユーミンさんに担当して頂ける事になりました。
これは普通ではありえない事で、本当に夢のようです。最初ユーミンさんのスキャット風のデモを聴かせていただいて、それだけですぐに名曲と感じました。とても情感豊かで、一度聴いたら忘れられないメロディです。
最近はこのユーミンさんの新たな名曲が、私の頭の中でエンドレスに流れていて、幸せに浸っております。
TVアニメ「伊藤潤二『クリムゾン』」は、真紅のイメージを想起させるアニメシリーズとなるのは重要なポイントだと思います。
さらに加えて、松任谷由実さんがOPを担当してくださる事により、「コレクション」や「マニアック」とはまた違った雰囲気の、特別なアニメ作品になる事でしょう。
ファンの皆さんも待ち遠しいと思いますが、是非楽しみにしていてください!
松任谷由実さん コメント

(C)上飯坂一
伊藤潤二作品には、それがどんなにシュールでグロテスクでも、その根底になぜか必ず繊細な“和”の美しさと哀しみが漂っています。
むしろ、異形であればあるほど、そこに在るのに決して掴むことのできない何かへの憧憬が炙り出されるのかも知れません。
私たち日本のファンも、多くのフランスのファンの方々も潜在的に気づいている共通の美意識。
約200年かけて醸造された妖しい世界を一緒に旅することが出来るなんて、なんと素敵なことでしょう!
このMUSIC VIDEOは、伊藤潤二『クリムゾン』に先立つ小旅行。
案内役は変幻に飛びまわる(烏揚羽)。伊藤潤二さんにお願いして黒い蝶の画を描いていただきました。
今回テーマ曲を依頼され、ラビリンスのようなコード進行にのせたメロディと共に私が思い浮かべたのは、冥界と現世を繋ぎ、異次元を彷徨うメッセンジャーの形。
偶然、フランス語でも黒い蝶はそんな意味を持つそうですね。私の描いたイメージは間違いではなかったと思えました。
本編公開までしばらくのあいだ、ひとりでも多くの方にこの(烏揚羽)のMUSIC VIDEOで『クリムゾン』への期待をふくらませていただけたら幸いです。
深紅の蝶が導く、異界の扉
伊藤潤二先生と松任谷由実さん――まさに、異世界を繋ぐふたりの邂逅。
ホラーとポップスという、まったく異なるジャンルでありながら、どこか共通する“詩情”を感じさせる今回のコラボは、まさに奇跡のような化学反応です。
『クリムゾン』というタイトルに込められた深紅のイメージ。それは血の色でもあり、情熱の象徴でもある色。
恐ろしくも美しい物語たちに、ユーミンの楽曲がどう寄り添い、溶け合っていくのか。今から心がざわつきます。
怖いのに見たくなる。そんな“異形の魅力”を味わえる日が楽しみですね。
(C)ジェイアイ/朝日新聞出版、伊藤潤二『クリムゾン』製作委員会

著者
あつめでぃあ編集部
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